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処方箋

[2024.03.27]

処方箋って病院やクリニックなどを受診する患者さんにとって、お薬をもらうには欠かせないものですよね。

 

我々小児科医、特に駆け出しの頃の小児科医には、処方箋を書くことがまず一つのミッションでした。

なぜなら、飲み薬一つにしても、だいたい粉薬やシロップで、体重あたりの投与量が決まっているものが多いからです。

あらゆるお薬の体重あたりの投与量を覚えていなくてはいけません。

最初の頃はあんちょこ(死語)が必須でした。

上級医がスラスラ処方箋を書いているのを見て、憧れてました。

指導医は薬品名などすべて英語の筆記体で書いていたため、達筆ではあったのですが、正面からでは読みづらく、処方箋を傾けて斜めにすると読みやすい、という裏技までありました(^_^)

 

最近のSNSで、こんな処方箋が出された、と話題になったものがあります。

これは、ひどい。。。

パッと見英語の筆記体に見えるのも、実はカタカナのようです。

ヘパリン・・・、トランサミン、ヘパリン・・スプレー、くらいしか読み取れません。

こんな処方箋受け取った薬局はどのように対応したのでしょうかね?

読めない処方箋は薬剤師さんにとって迷惑この上ないでしょうね。

 

そういう自分も字がきれいとは言えないため、手書きの処方箋時代には苦労しました。

アレルギー患者さんでは一度に3枚の処方箋が必要な方もいらして、今でも手書きだったら・・・、とゾッとします。

今は電子カルテのおかげで、キーボードで入力すればサッと出てきてくれます。

電子カルテ様々です!

 

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