今月になってからご来院になった方は、受付に見慣れぬ端末が置かれているのに気づかれたかと思います。

これ、マイナ保険証の利用のためのカードリーダーです。

数年前には届いていましたが、これを使えるようにするにはシステムの改修や新たな機器の導入が必要で、高額＆機器の設置場所がない！！、ということで、しばらく箱のままでお眠りいただいていました。

しかし。。。

「来年の4月までに使えるようにしないと保険医療機関指定取り消すぞ、ゴラァ！！」

「個別指導に呼び出しちゃうよ♡」

などという厚労省からの壮大なパワハラに屈し、設置に至りました。

 

今のところ患者さんにとってはほとんどメリットがないマイナカード保険証・オンライン資格確認ですが、クリニック側では保険証情報がオンラインでわかったり、マイナカード保険証なら薬歴が見られたり、役に立つ部分もあるみたいです。

 

オンライン資格確認を導入した医療機関では、

という負担額になります（図は9月以前のもので、今は「10月から」の方です）。

最初はマイナ保険証を出してしまうと患者さんはより高額の医療費になっていたのですが（国の考えることは時に愚かです）、この10月からさすがに変更となっています。

小児科では、ほとんどの患者さんが窓口の定額負担なので、マイナ保険証でも従来の保険証でも負担額は何にも変わらないとは思うのですが、設置から1週間たってもご利用ゼロだとこちらも使い勝手がまったくわからず、「おまえ、本当に便利なんだよね！？」と疑心暗鬼の目でカウンターの端に鎮座している端末くんを見つめるだけになってしまうので、よろしければでいいので、使ってみてあげてください。