続・ラストチャンス
行ってきましたよ、旧そごう柏店。
いや、本当に愛着を持った人の呼び方、柏そごう、そう呼ばせてもらいます。
西武傘下に入るまではれっきとした株式会社柏そごうだったんですからね。
潜入当日。
なにせ、3日間で3,600人定員のところ、33,000人の応募があったわけです。
約10倍!!
閉店時に集結した、柏そごうに思い入れのある方々。
柏市民、たまに本気を出します(もっとしょっちゅう本気出していれば、閉店にならないで済んだかも知れないのに)。
ダブルデッキが人で埋め尽くされた、この時の光景を思い出しました。
10時から12時までの2時間の時間で400人来場予定とのことでしたから、さぞものすごい行列になるかと思っていましたが、50分くらい前に到着した時点ではさほど長い行列にもなっておらず、やや肩すかし。
400人の中からさらに整理券をもらえた100人のみが行けるとされた、14階フロアにも難なく昇ることができました。
現在の柏の葉キャンパス方面。
回るところと固定の床の境界。
小さいときはこの境界を渡るときに少し緊張しました。
カーテンや照明は当時のまま。
中華料理店より前に営業していたフレンチレストランの雰囲気に合っていたと思います。
なぜ柏そごうには13階がないのか?
確か、親からは「13」が不吉な数字だから、という説明を受けていたと思いますが、実際は14階の回転レストランを回す機械室があったんですよね。
2階フロアでは柏駅周辺などの昔懐かしい写真が多数展示されていました。
ラストチャンスは昨日までの3日間。
柏そごうに対する思いは人それぞれ。
(14階の回転レストランは、フレンチ時代も中華時代もオークラ系列でした)
館内の照明がLEDじゃなくて蛍光灯主体であることに気づく人。
などなど。。。
この3日間、SNSで関連の投稿を見ていましたが、本当に柏そごうに愛着を持っている人が多いことに気づかされました。
最終日の18時からは建物の前でこんな催しも。
元爆風スランプのメンバーによるライブ。
うちのスタッフに、その必要性を説いて写真を撮ってきてもらいました。
時間外手当は発生しません。
そこに集まるファンの方々、後頭部を見るだけでも世代がわかります。
愛着を持ってラストチャンスに挑もうとしたのは昭和生まれ以上ですかね。
つくばエクスプレス開業後に柏の葉キャンパス駅周辺で暮らし始めた方々からすれば、ちょっとよその世界の出来事にしか思えないのかも知れません。
でも、昭和48年に柏駅の東西にそごうと高島屋がほぼ同時オープンしたというのは、今に例えれば、柏の葉キャンパス駅西口にららぽーと、東口におおたかの森S.Cが同時にオープンするような、いや、それ以上の規模の出来事だったんです。
あまり想像したくありませんが、もし40年・50年後にららぽーとやおおたかの森S.Cが閉店となったら、きっと柏の葉近辺の方々はとても寂しい思いをするでしょうね。
その建物が取り壊しになるとしたら、やっぱり直前に見に来たくなるでしょうね。
最終日の月曜日は仕事で行けなかったのですが、この写真を撮りたかったので、SNSからちょうだいしました。
14階に灯りがつくことはもうないでしょう。
来月から本格的に取り壊しになります。
うーん、やっぱり残念。
でも、最後に館内に入れたのは、本当に良い思い出になりました。
ありがとう、柏そごう!!