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BCGとヒ素について

BCGワクチンを溶かすための生理食塩液から、定められた基準を超えるヒ素が検出され、製造業者の日本ビーシージー製造(東京)が8月からワクチンと共に出荷を停止している、という報道が出ています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3734641003112018CZ8000/

これによると、ヒ素は0.26ppmで、溶解液0.15ml中に0.000039mg含まれていることになります。

11月中に新しい容器に交換して出荷が再開されるとのことですので、接種を予定していてまだ1歳になるまで余裕がある方は、それを待ってから接種を受けるのが良いと思います。BCGは結核を予防するための大事なワクチンであることに変わりはありません。

当該製造メーカーからまったく情報がないため、どの時期のBCGワクチンが問題だったかはわからず、2008年の製造分から問題量のヒ素が含まれていたようで、すでに接種が済んだ方はご心配かもしれません(11月5日付で日本ビーシージー製造株式会社よりアナウンスがされました)。

しかし、ヒ素というもの自体は様々な食品にも含まれています。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_as/occurrence.html

これを見て計算すると、こども茶碗1杯分(約100g)のお米には0.012mg、中ぐらいサイズのみかん1個(約100g)には0.0003mgのヒ素が含まれていることがわかります。

また、他のデータを見ると、母乳1000ml中には0.00073mgのヒ素が含まれていることがわかります。

最初にお示ししましたBCGの溶解液に含まれる0.000039mgという量がいかに少ないかご理解いただけると思います。

ですので、すでに接種を済まされた方はワクチンが今回報道されたものだったとしても、からだに害が生じることはまったくと言っていいほどないと考えて良いでしょう。

 

今回の様な報道につけこんで、必要以上にワクチンの危険性をあおる情報が出回ることが多々あるのですが、冷静に見極めていただければ、と思います。

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